「妖怪ウォッチ4」の発売日が延期。発売直前に重大な問題が発覚した可能性

2019年8月4日

レベルファイブからNintendo Switch用ソフトとして発売される「妖怪ウォッチ4」。一時期ほどの勢いはないにせよ、依然として高い人気を誇るシリーズのナンバリング作品だけに、高い期待を集めていました。

これまでにも幾度となく発売延期を繰り返していた本作。しかし発売日が「2019年6月6日」と発表された時には、さすがにもう延期はないだろうと、ほとんどの方が思っていたことでしょう。

しかしレベルファイブはやってくれました。発売まで1か月を切ったこの時期に、発売日の延期を決断したのです。新しい発売日は、2019年6月20日。当初予定より2週間の延期となります。

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発売日までに修正できないレベルの問題が発覚か

妖怪ウォッチ4ロゴ

延期の理由についてレベルファイブは、「さらなるクオリティアップと、全てのユーザーの皆様に安心して遊んでいただくため」(公式サイトより)としています。

ゲームの発売時期の延期にはよくあるテンプレート文ですので、ここから読み取れることはなにもありません。

とはいえ発売が3週間後に迫った段階での発売延期は、メディア、販売店、そしてプレイヤーに与える影響が極めて大きいものがあります。レベルファイブもそれは十分に理解しているはずですから、普通でない事態が起こったと考えるのが自然でしょう。

開発の最終盤で見つかったバグを、アップデートで修正することは少なくありません。ただしそれが発売日に間に合わない、あるいは気づかないこともあります。例えば「Anthem」が致命的なエラーを抱えた状態で発売され、大きなトラブルになったのは記憶に新しいところです。

このような事態になれば、ブランドに大きな傷がつきます。レベルファイブの大看板である妖怪ウォッチは、2019年4月から以前のコミカルな路線に戻し、再起を図っている途中です。

高機能なハードで発売する初のナンバリング作品ということで、当然気合が入っていたことでしょう。

仮に後日のアップデートで対応できるレベルであったとしても、初動で悪評が流れてしまうとその後の売り上げにも影響しますから、やむを得ず発売日の延期を決断したものと思われます。

発売前に見つかってよかったと、プラスに考えるしかなさそうです。

レベルファイブの「お家芸」は返上できるのか

今回はかなり異例の対応とはいえ、レベルファイブの作品で発売時期が延期されることは、ゲーマーの間ではもはや常識となっています。

発売延期の責任を開発会社に転嫁したようにも聞こえる社長の動画メッセージが、物議をかもしたこともありました。

これだけ発売の延期が続くと、開発体制あるいは広報体制に問題があることは明らかなのですが、改善されることはないのでしょうか。

日本の大手ゲームメディアは、なかなかそのあたりを報道してくれませんので困ったものです。

『フォートナイト』や『Anthem』開発元の長時間労働告発が続く中、「私たちはワークライフバランスを優先する」と公言する企業が次々現る(Automaton)

レイトン教授以来のレベルファイブファンのひとりとして、作品の質はもちろんのこと、それ以外の部分で期待を裏切らない会社であってほしいと願うばかりです。

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